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シマノのキャプチャーのインプレ集

ベイトロッド

シマノ「キャプチャー」は、遠征釣行を想定して開発された剛健なツアーロッドであり、世界の巨大魚と対峙するための圧倒的なパワーと耐久性を兼ね備えたモデルだ。国内ではジャイアントバスやGT(ジャイアントトレバリー)、海外ではバラマンディやピーコックバスといった強烈な引きを見せるターゲットを想定し、過酷な環境でも安心して使用できるスペックを備えている。

このロッドの大きな特徴のひとつが、持ち運びやすい仕様であることだ。飛行機の手荷物として預けられるワン&ハーフモデルと、スーツケースに収納可能なマルチピースモデルの2種類がラインナップされており、移動時の利便性が徹底的に考慮されている。近年の遠征釣行では、航空会社の手荷物制限が厳しくなり、大型のロッドケースを持ち込むのが難しくなっているため、このコンパクトな設計は大きなメリットとなる。

ロッドの基本設計においては、極限まで強度を追求。特に遠征先ではタックルの代替が難しく、破損は即座にゲームオーバーを意味する。そのため、キャプチャーは想定される負荷を大幅に超えるオーバースペック仕様で設計されており、突然のモンスターとの遭遇にも余裕を持って対応できるようになっている。

ガイドシステムにもこだわりが見られる。スピニング、ベイトモデルともに全ガイドを大口径化することで、太径PEラインとリーダーの結束部(ノット)がスムーズに通過できる設計になっている。特にPE100lb.を超えるような極太ラインを使用する際には、ノット部の干渉がキャストの飛距離やライントラブルの原因となることがあるが、キャプチャーはこの点をしっかりとクリア。スピニングモデルには「Xガイドタッチフリー」を搭載し、キャスト時にラインがフレームやブランクスに接触しないよう設計されているため、トラブルの極小化と飛距離の向上を同時に実現している。

また、ブランクスは強靭でありながらしっかりと曲がり込み、ファイト時のアングラーへの負担を軽減。長時間に及ぶパワーバトルでも疲労を抑えながら、確実にターゲットを獲ることができる。また、ハンドル部にはロンググリップを採用し、多様なグリッピングスタイルに対応。力強くフッキングを決める場面や、魚とのやり取りの際にもアングラーの力を最大限に発揮できる設計となっている。さらに、ラウンドコルクエンドを採用することで、ファイト時のバットの跳ね返りを防ぎ、安定したポジションでのファイトをサポートする。

ワン&ハーフモデルには、7フィート台の「173MH-2」「1711H-SB/2」「274M-2」「274H/MH-2」の4種類がラインナップされている。これらは仕舞寸法が航空機の手荷物制限内に収まるように設計されており、遠征時の利便性を考慮しつつも、大型魚に対応できる強靭なパワーを兼ね備えている。特に「1711H-SB/2」は10〜100gのルアーを扱え、重量級のスイムベイトやジャイアントベイトにも対応する設計となっている。

一方、マルチピースモデルには「1510MH-4」「163H-5」「167XH-5」「169XXXH-SB/5」の4種類が用意されており、スーツケースに収納できるコンパクトな仕舞寸法が魅力。これらのモデルは、バラマンディやピーコックバスなどの世界の巨大魚をターゲットにしたヘビーデューティー仕様で、持ち運びやすさとパワーを両立させている。特に「169XXXH-SB/5」は10ozクラスのジャイアントベイトにも対応するスペックを誇り、規格外の大物に挑むための圧倒的な強度を持つ。

キャプチャーの開発に携わった奥田学氏も、このロッドの最大の特徴は「折れないこと」だと語っている。遠征先ではロッドの破損が致命的な問題となるため、シマノの最先端技術を駆使し、約2年のテスト期間を経て完成したキャプチャーは、過酷な環境でも信頼して使える一本となっている。

付属のロッドケースにも工夫が凝らされており、キャプチャーのロゴがデザインされたロールタイプの竿袋が標準装備。各ピースを収納後、筒状に巻いてストラップで固定する仕様で、クッション性に優れたカバー材がロッドをしっかりと保護する。このような細部の配慮も、長期間の遠征を視野に入れたロッドならではの特徴といえる。

キャプチャーは、遠征用ロッドとしての究極の性能を追求し、世界の巨大魚を相手にするアングラーのために作られた一本だ。持ち運びのしやすさと圧倒的な強度を両立し、どんな状況でも信頼して使える頼れる相棒となるだろう。国内のビッグバスゲームはもちろん、海外のモンスターフィッシュとの戦いでも、その性能を存分に発揮するに違いない。

キャプチャーのインプレ集

キャプチャーのインプレを紹介します。