シマノのキャプチャー274H/MH-2は、世界中の過酷な環境下でも信頼できる性能を追求したパワフルなツアーロッドです。特徴的な「ワン&ハーフデザイン」によって、携行性とパワーのバランスを最適化しています。通常、ワンピースロッドは強度に優れていますが、長さがあるため持ち運びに不便です。逆に多ピースロッドは携行性に優れるものの、強度の面では一体成型に劣る部分があります。キャプチャー274H/MH-2はその両方の利点を兼ね備え、仕舞寸法を抑えつつも大型魚とのパワーファイトにも対応する設計です。
ティップセクションは確実なフックセットを可能にする剛性を持ちながら、ベリー以下はしなやかに曲がるレギュラーアクションで、相手のパワーをいなしつつ取り込む力を発揮します。これにより、ファイト時のストレスを軽減し、確実にターゲットを仕留めることができます。また、ファイト時の安定性を高めるために、エンドグリップはアップロックセパレート仕様を採用し、肘にしっかりと固定できる構造です。
キャプチャーのガイドシステムも特徴的です。PEラインと太径リーダーを使用する際、結びコブが大きくなることでキャスト時にガイドに干渉し、飛距離を損なう問題があります。しかし、キャプチャー274H/MH-2は全てのガイドを大口径化し、結びコブがスムーズに通過する設計を実現。さらに、スピニングモデルには「Xガイドタッチフリー」が搭載されており、ラインがフレームやブランクスに触れることなく放出されるため、ライントラブルを極限まで防ぎ、飛距離の向上にも貢献しています。
ブランクスの素材には、シマノの最先端技術が凝縮されています。高い耐久性と柔軟性を兼ね備え、ターゲットとの壮絶なファイトでも折れることなく曲がり込み、アングラーへの負担を軽減します。ハンドル部分にはロンググリップ仕様を採用し、握りやすさとキャストの自由度を確保。さらに、ラウンドコルクエンドはファイト中のバットの跳ね返りを防ぎ、安定した取り込みをサポートします。
キャプチャー274H/MH-2は、国内のみならず海外遠征も視野に入れた設計で、航空機での持ち運びを考慮した携行性の高さも魅力です。7フィートクラスの長さでありながら、手荷物預けの制限内に収まる仕舞寸法に調整され、ロストバゲージの心配を軽減。強度もオーバースペック気味に設計されているため、想定外のモンスターとの対決にも対応できる信頼性があります。「大は小を兼ねる」という考え方を実践し、必要以上のパワーを持たせることで、不測の事態にも余裕を持って立ち向かえるのです。
シマノが2年の開発期間をかけて完成させたキャプチャー274H/MH-2は、あらゆる過酷な条件でも「折れないロッド」を目指して設計されています。厳しい環境下でも頼りになるタフな相棒として、釣り人の冒険を確実にサポートする一本です。
キャプチャー274H/MH-2のインプレ集
シマノのキャプチャー274H/MH-2のインプレがありました。
キャプチャーのスピニングモデル
274M-2と、274H/MH-2です
グリップの長さがエンドコルク1個分違います#シマノロッド #キャプチャー pic.twitter.com/w4IeX0JH1e— 奥田 学 (@okuda_manabu) February 13, 2025