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25ブラックレーベルC64L-BFのインプレ集

ベイトロッド

ダイワの25ブラックレーベルC64L-BFは、シャープな操作性と高感度を兼ね備えたベイトフィネスロッドとして、バスフィッシングの新たな領域を切り開く一本だ。STEEZ RCを思わせる超細身かつ高反発のブランクスが採用され、アングラーの細かなアクションに忠実に応えつつ、しなやかさも持ち合わせている。19BLX SG 641LFBの血統を継ぎながら、ベリーからバットにかけてややマイルドなテーパー設計が施されているため、軽量ルアーのウェイトをしっかりと乗せ、よりスムーズなキャストを実現。特にティップには「“へ”の字テーパー」を採用し、狙ったポイントへの正確なキャストを可能にするだけでなく、ボトムの微細な変化を感じ取る高感度も備えている。超高弾性SVFカーボンがロッド全体に採用されており、ルアーの繊細な動きを感じ取りながら、確実にバイトへと持ち込むことができる。

25ブラックレーベルC64L-BFは、ネコリグやスモラバ、ダウンショットリグ、ノーシンカーリグといったライトリグに適しており、プロップベイトのストレートリトリーブではペラの回転をしっかりと感じ取ることができる巻き感度も備えている。ベイトフィネスロッドの持ち味である精密な操作性とキャスタビリティに加え、いざファイトになれば細身のブランクからは想像できないリフトパワーを発揮し、安心して魚をランディングできる。撃ちの釣りと巻きの釣りを両立し、まさにベイトフィネスの可能性を次の次元へと導くモデルと言える。

2025年、ダイワのブラックレーベルシリーズは第4世代へと突入し、新たな「25BLX」として生まれ変わった。漆黒のブランクを基調としながらも、グロスからマットへと変化した精悍なデザイン、EVAグリップのクールな質感、洗練されたトータルデザインが施され、一目で進化を感じさせる仕様となっている。しかし、その変化は外観だけに留まらない。初代ブラックレーベルが掲げた「質実剛健」の精神を受け継ぎつつ、より高い実釣性能を追求した結果、バーサタイル性とユーザビリティが飛躍的に向上している。

第4世代のブラックレーベルは、ベイト16アイテム、スピニング6アイテムの全22アイテムが展開され、バスフィッシングの王道スタイルを中心に、ビッグベイトやフロッグ、ミドストやホバストといった現代の釣りのトレンドにも幅広く対応する。特筆すべきは、特定の釣種に特化したモデルではなく、複数の釣りスタイルに対応できる「準バーサタイル」な設計が施されている点だ。例えば、巻き物をメインとするロッドであってもワーミングにもしっかりと対応できる仕様になっており、アングラーの選択肢を広げている。

このバーサタイル性を実現しているのが、ダイワのカーボンテクノロジーとテーパーデザインだ。25BLXでは、SVFとHVFという2つの異なるカーボンテクノロジーを採用し、それぞれがロッドの感度、操作性、しなやかさ、粘りを最適なバランスで引き出している。特に「“へ”の字テーパー」は、ティップが過度に曲がることなく、その後ろからスムーズに曲がることで、ルアーの本来の動きを最大限に引き出し、適切なラインスラックを作り出す。これにより、巻き物ではルアーを引っ張りすぎず、ワーミングではスタックを回避しながらも確実にフッキングを決めることが可能になる。さらにキャスト時には正確な打点を生み出し、着水時のサミングではソフトな着水を実現するなど、キャスタビリティにも大きく貢献している。

また、25BLXには新たに「Shore Competition(SC)」モデルが編入された。これは陸っぱり特化の競技仕様モデルであり、ファイヤーウルフやキングバイパーといった名機がブラックレーベルのラインナップに加わった。さらに、リールシートには川村光大郎監修の「パーミングフィットトリガー」(ベイト)と「シームレスフィット」(スピニング)が搭載され、より直感的な操作性を追求した設計となっている。

25ブラックレーベルC64L-BFは、ベイトフィネスの領域を押し広げるだけでなく、バスフィッシングの楽しさを最大限に引き出す一本だ。狙ったスポットへの正確なキャスト、ルアーの繊細な動きを感じ取る高感度、掛けた後の安心感あるリフトパワー、そして撃ちと巻きを両立する設計。これらすべてを兼ね備えたこのロッドは、まさに次世代のベイトフィネスを象徴するモデルとなるだろう。

25ブラックレーベルC64L-BFのインプレ集

ダイワの25ブラックレーベルシリーズのインプレ動画がありました。