シマノのゾディアス1610MLのインプレ集

シマノのゾディアス1610MLは、バスロッドの新たなグローバルスタンダードを追求した逸品です。全長は6’10″(約2.08m)、2ピース構造で仕舞寸法は178.9cm、自重は107gとなっており、オカッパリやボートの釣りに適しています。特に、喰わせ重視のワーミングや小～中型ルアーに対応する柔軟性を持つこのロッドは、現代のアングラーのニーズをしっかりと捉えています。

その最大の特徴は、カーボンモノコック構造を採用したこと。これにより、魚や水中の微細な振動を手元までクリアに伝達する能力が飛躍的に向上しています。特にリアグリップ部に搭載された「カーボンモノコックグリップ」は、水中の情報を従来比130%の高感度で伝える能力を持つため、アングラーはよりリアルな感触で魚とのコミュニケーションがとれます。

さらに、ロッドの強化構造として「ハイパワーX」技術が導入されており、ブランクスの最外層にカーボンテープをX状に締め上げることで、キャストやファイト時のネジレを大幅に抑える効果があります。これにより、キャスト時の精度が向上し、フッキングパワーも強化されています。

このロッドは、アメリカと日本での厳しいテストを経て完成され、世界中のアングラーから高い評価を受けています。現代バスロッドのスタンダードともいえるゾディアス1610MLは、その先進的な技術と美しいデザインで、釣りの新たな可能性を広げます。