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ツララのグリッサンド56のインプレ集

スピニングロッド

グリッサンド56（GS56）は、グリッサンドシリーズの変則三部作における最もライトでフィネスなモデルであり、小さなルアーを使って大きな魚を狙うコンセプトを持っています。このUL（ウルトラライト）ロッドは、先端がシャープかつ汎用性があり、1g以下の軽量ルアーの操作が可能です。見た目は渓流ロッドのように繊細ですが、その胴体部分は想像を超える強度を持っています。

このロッドの特性は、ティップ部分が非常に柔軟で、アジングやエリアトラウト、源流ロッドといったULタッチを提供します。それにより、ルアーの操作やバイト時の針先の保持が容易になります。また、小さなフィネスルアーやゼロシンカージグヘッドといった空気抵抗が高いルアーも扱うことができます。

しかし、GS56の最大の特徴はその胴部とバット部にあります。一見すると過剰なまでの張りと厚みを持っており、これがマングローブやサンゴ礁の困難な環境で強く硬い口を持つ魚や、根に潜る特性を持つ魚との闘いに適しています。この装甲のような構造が、短時間で素早いフッキングと強力な掛け力を提供し、ラインブレイクのリスクを軽減します。

このロッドのデメリットは、小型の魚を掛ける際の困難さです。特に20センチ以下のヤマメなど、体重や水抵抗が少ない小型魚はフックが十分に刺さりづらく、水面を飛び出してしまう可能性があります。しかし、水深があり、ルアー操作がしやすくなる環境では、このロッドが小型魚でも効率的に釣ることが可能となります。

推奨されるラインはフロロ4Lb（1号）前後であり、このラインを基準にルアーのサイズも設計されています。価格は税別で39,800円、全長は5フィート6インチで、折り畳んだ際の長さは140cm、重量は120gです。最大のキャスト重量は10gまでとなっています。

グリッサンド56のインプレ集

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